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交流と推進

  故宮博物院は長年にわたり文物の所蔵、管理、維持と保護、展示、研究、普及等の各分野で全力の努力をし、国際的に著名な博物館と積極的な相互交流や学術交流を行い、博物館としてより高度な機能を果たすべく、グローバルな多様性や国際性を重視し、故宮を時代の動きと融合した全ての人の博物館とすべく務めてきました。

1. 2008年11月フランスのギメ博物館との協力協定に調印しました。これが、当院が国際的に重要な博物館と正式な交流関係を結んだ最初の例となり、双方の博物館の協力の新しい段階を開きました。故宮とギメの協力により建国100年を記念し「康煕大帝と太陽王ルイ14世特別展」を開催しました。ギメ博物館からは輸出用陶磁器などの所蔵文物を借り受けただけでなく、フランスに於ける展示会に関する計画に全面的に協力してくれました。ギメ博物館とは現在まさに当院との間で、玉器を貸し出して中国玉器展を実現すべく、企画が進行しているところです。また、ギメ博物館からも故宮南院が開館後、世界的に有名なアジア芸術の所蔵品を貸し出すという支援を承諾いただき、「カンボジア芸術展」を協力して開催する予定であり、双方は密接に協力しています。

2. 日本の大阪市立東洋陶磁美術館、日本の東京国立博物館、瀋陽の故宮などとも、関連する文物を借りた国際展や先方での恩返し展などの企画が進行中であるほか、当院は2014年1月21日に日本の大阪市立東洋陶瓷美術館と文物を借りて特別展を行う協定の調印を行いました。協定には「尚青─高麗青瓷特展」のための175組の文物と「揚帆萬里─日本伊萬里瓷器特展」のための161組の文物を借り、2015年末から2018年にかけて、展示することが含まれています。また、「日本美術之最:東京國立博物館暨九州國立博物館珍藏展」を2016年12月から2017年3月に行います。日本の絵画、仏教関係の彫刻、陶磁器、漆器、書籍、文献など約150組を借り受けます。その中には、日本の国宝や需要文化財などの、貴重な美術品が68件含まれており,現在契約を結ぶ段階までたどり着きました。またさらに、瀋陽の故宮とは、初の展示会のための収蔵品の借り受けのために,契約内容について交渉の最中です。

3. 2014年3月31日にサンフランシスコのアジア芸術博物館とメモランダムに署名しました。2016年に当院からの精選した文物の展示が行われる予定です。該館によるアジア亞洲藝術文物の恩返し展は2017年に故宮南院で行う予定です。



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